八ヶ岳の登山コースを難易度別で解説!初心者から上級者ルートを一気にご紹介
八ヶ岳には様々なレベルの山がたくさんあってどこが一番おすすめなの?
と、疑問に持っている人も多いはず!
そこでこの記事では、八ヶ岳初心者から上級者までのおすすめコースをレベル別でご紹介していきます。
この記事を読むことで八ヶ岳に登りたくなること間違いなしです。
5分ほどで読める内容なので是非参考にしてみてください。
八ヶ岳のおすすめ登山ルート【初心者コース】
初心者でも安心の登山ルートをご紹介します。
ロープウェイなど登山道も整備されており、みんな登りやすい山々ばかりです。
縞枯山
「縞枯山」はその名の通り、縞枯れ現象が見られる山。
縞枯れとは、白骨化した山の木々が帯状に発生し、新緑の中に映えて縞模様に見えるもの。
登山道ではこの現象の中を歩くことができます。
大きな岩が重なる縞枯山の山頂はあまり見晴らしがよくないため、展望台へ移動すると、そこからの景色は開放的で茶臼山と奥に続く南八ヶ岳の眺めが素晴らしく爽快な空気を味わうことができます。
北横岳
八ヶ岳の北端に位置し、南峰と北峰の二峰からなる双耳峰「北横岳」。
山頂からは南八ヶ岳を一望でき、北峰には蓼科山が大きく迫ります。
2,500m級の山でありながらロープウェイで2,230mまで一気にアクセスできるため、そのアクセスの手軽さも人気の1つです。
たくさんの観光客で賑わう自然庭園・坪庭を抜けると岩がごろつく斜面を登っていきます。
山頂直下の急階段に音を上げそうになるも、登る時間は短く頑張ったご褒美にありつける抜群の眺望は格別です。
双子山
なだらかな草原が広がる開けた山頂からは、蓼科山や北横岳、遠くに浅間連山を見渡せます。
山頂の魅力はもちろんのこと、双子山へ行ったら外せないのが、北側の雌池と南側の雄池を合わせた双子池と呼ばれる美しい池。
雄池は水質検査に合格するほど綺麗な水で、山小屋の飲料水としても認められています。
風が止むと周囲の新緑や紅葉が湖面に映し出され、息を飲む美しい絶景に出会えることもあります。
八ヶ岳のおすすめ登山ルート【上級者コース】
少しハードルは上がりますが、、その分達成感は倍増の山たちをご紹介します。
赤岳
赤岳は日本百名山のひとつであり、八ヶ岳最高峰の標高2899mの山です。
山名の由来となった赤茶色の山肌は、時間や季節によってさまざまな表情を見せてくれます。
八ヶ岳の山々だけでなく、奥秩父や富士山まで見渡せる眺望の良さも人気。
健脚者なら日帰りも可能なルートから八ヶ岳をゆっくり楽しめる縦走ルートまで、幅広く楽しめる山です。
果てしなく続く雲海に浮かぶ日本有数の山々を一度に目にすることのできる大展望は、登頂の達成感と相まって感動します。
天狗岳
北八ヶ岳の最高峰を誇る、天狗岳。
頂上は東天狗と西天狗と2つに分かれている双耳峰です。
途中に経由する根石岳の山頂から見渡せるのは、この二峰の全容や北アルプス。
東天狗に登頂し、来た道を振り返れば、緑のハイマツと砂岩のコントラストが美しい根石岳への登山道を一望できます。
西天狗からは南八ヶ岳の眺めがよく、三山それぞれの魅力を感じることができます。
硫黄岳
南八ヶ岳の北端に位置し、縦走の起点となる山。
山頂には直径1km深さ550mの巨大な爆裂火口跡が存在し、八ヶ岳連峰の中でも異彩を放つ、迫力の景色に圧倒されます。
正面には八ヶ岳の最高峰である赤岳がそびえ、ダイナミックな景色の連続に疲れも一瞬で吹き飛ぶはず。
八ヶ岳のおすすめ登山ルート【日帰りコース】
初心者でも日帰りで簡単に登れるコースをご紹介します。
蓼科山
蓼科山とは、八ヶ岳連峰の北端に位置する山で、八ヶ岳国定公園に含まれます。
富士山のような円錐形の綺麗な山容は、諏訪富士と呼ばれ、たくさんの人に親しまれています。
蓼科山は標高2,531mと高めの山ですが、1905mの七合目の登山口まで車でアクセスが可能なので標高差としては約600mになります。
蓼科山の周りには標高の高い山がなく、眺めが抜群に良く、山頂も広々しているため人でごった返すようなことはなくのんびりとした時間を満喫できます。
ただし、吹きっさらしのため、天気の悪い日は強風で足元をとられる危険があるので注意が必要です。
ルートの途中にある蓼科山荘から山頂までは大きな岩を登っていく感じですが、特別な技術も必要ないので初心者でも安心です。
コース距離も短く高低差もあまりないピストンコースなので八ヶ岳の入門としておすすめです。
標高は高めですが初心者にも登りやすい難易度になっています。
にゅう
北八ヶ岳のなだらかな山並みにぴょこっと突き出しているのが「にゅう」の山頂。
この一帯は2,300m級の山々が連なり、緑濃いエリアです。
天狗岳や硫黄岳の展望はもちろん、天気がよければ遠方に浅間山や富士山を望むことも。
眼下には一面の樹海が広がる中にきらりと光る白駒池を発見でき、登頂の軌跡を感じられます。
緑一面の樹林帯を抜けた先は、ゴツゴツと岩場になっており、ニュッと突出した岩の上が山頂。
下山途中の中山展望台や高見石も絶景ビューポイントなので立ち寄りをおすすめします。
編笠山
編笠山は南八ヶ岳の最南端に位置し、なだらかな丸い山頂がまるで編笠を被ったようだとその名が付けられました。
柔らかな山容の反面、実際の登山道は岩がびっしり山肌を包みそのギャップにはユニークさを感じるほど。
大きく開けた南側は麓の開放的な展望が望め、北側には南八ヶ岳の峰々が連なる迫力の一景です。
岩場の下山は予想以上に時間がかかるため、余裕を持ったプラン立てが必要です。
まとめ
八ヶ岳には素晴らしい山がたくさんあります。
自分のレベルにあった山を選んで、安全に楽しく山登りにチャレンジしてみてください。