キャンプの洗い物ってどうしてる?【キャンパークルーが解説します】
キャンプでの洗い物って意外とめんどうですよね。
特に夜ご飯の後はお酒が入っていたり、豪華なメニューのあとでいつも以上に洗いものが残っていたり。
さらにはスキレットやダッチオーブンなど使い終わった後にお手入れが多いアイテムが多くあるのも事実です。
今日はそんなみなさんのためにキャンプ歴6年の筆者が色々な洗い物おさぼり術を提案します!
キャンプの洗い物を簡単に【便利グッズまとめ】
まずおうちでの洗い物との違いを解説しておくと、食洗器はもちろん無いですしスポンジや食器洗剤が置いて無い場所もほとんどです。
温水がでるキャンプ場もかなり珍しい部類です。
なので普段の洗い物とは違って大変な作業になります。
冬は特に洗い物後は手がかなり冷えるので夜に行うのであれば焚き火の火を消す前に済ませた方がいいかもしれません。
そんなちょっと大変なキャンプでの洗い物で使えるおすすめグッズを紹介します!
折りたためて持ち運びができるカゴ
テントと水場が離れていてお皿や調理器具を運ぶのに何回も往復をするとなるとちょっとめんどくさいですよね。
そこで使ったお皿を入れたかごを持っていくと持ち運びが一回で出来てかなり楽ちんになります。
折りたたみが出来るかごなら持っていく時も嵩張らなくて安心です。
また、防水で自立するバックであれば水受けとして使えて万能アイテムとなります。
洗い物を干すことができるネット
お皿やカトラリーなどは朝食にも使うものなのできれいな状態にしておきたいですよね。
そんな時には干物を作る際に使われる乾燥ネットを持っていけば洗った後のお皿にスペースを取られることなく夜を迎える事が出来ます。
最近ではコールマンなどのキャンプギアショップで作られたキャンプ専用の乾燥ネットもあるので何を買えばいいのかわからない方も安心です。
環境を考えた食器洗剤
以前のキャンパーが残していった洗剤が残っていたりする場合も多いですが、基本的にはキャンプ場に洗剤等は置いてありません。
なので必ず洗剤は持参するようにしておきましょう。
特にフロッシュなどの環境に良い洗剤は手荒れを防いでくれることも多いのでおすすめです。
スポンジ・スチールウールは必須
こちらも先ほどの洗剤と同じように以前のキャンパーが残してあることはありますが、それを当てにすると痛い目を見ることがあります。
現に筆者は痛い目を見ています。なのでスポンジは持参すると良いでしょう。
また、ダッチオーブンなどの鋳鉄製品は洗剤が使えないので汚れを落とす際はスチールウールが必須になってくるのでセットで持っていくと良いでしょう。
ガスバーナーで汚れを最低限にする
また、ダッチオーブン等の鋳鉄製品は洗う前に火にかけて水分を飛ばすことでグッと洗いやすくなります。
ただ、熱を持った状態で水をかけたりすると一気に冷えて割れてしまう危険があるので少し冷ましてから水とスチールウールでごしごしと汚れを取ってあげます。
洗った後も水分を飛ばしてあげないと錆びてしまうので気をつけましょう。
意外と工程が多くて大変ですが、ガスバーナーを使うことでかなり時短できるので鋳鉄製品を持っていく時はガスバーナーがあると便利です。
ウォータージャグ・水受けで即乾燥
キャンプ場では水場が遠い場合が多いです。
そんな時はウォータージャグを持っていけば遠くの水場まで行かなくても軽い水洗いができるのでとてもおすすめです。
その時に水受けがあれば地面を濡らす心配もないので、あるととても便利です。
ちなみにウォータージャグにはハードタイプとソフトタイプがありますが、筆者は断然ハードタイプがおすすめです。
ハードタイプは持ち運ぶ時に重心がしっかりとして持ちやすい事、ハードタイプの難点である積み込みの際に持ち運べないという場合がありますが、逆にこれは中にカトラリーや小さいお皿やコップを入れることで気にならなくなります。
キャンプの洗い物を超簡単にする「おさぼり術を3つ」を紹介
これまでキャンプでの洗い物にあると便利なアイテムを紹介してきましたが、ここからはアイテムと同時におさぼり術を紹介していきます。
特に夜ご飯の後などはおなかも満腹でお酒も入ってさあ寝るぞというところで、目に入る大量の洗い物、思い出す水場までの遠い道のり、冷たい水道水。
考えただけでもキャンプに行く気など消え失せてしまいそうになります。
そんな方へ三つのおさぼり術を伝授します。
- カトラリーや取り皿は使い捨てのものを使う
- ダッチオーブンなどの鋳鉄製のものは水分を飛ばすだけにしておく
- ウォータージャグと水受けを持参し、夜は漬け置きしておく
カトラリーや取り皿は使い捨てのものを使う
特に嵩張るカトラリーや取り皿は使い捨てのものを持っていくと食べてその場で捨てることができてお手軽に出来ます。
さらに荷物を詰め込む際にも紙皿で必要以上に場所を取らないので洗い物以外にもおすすめです。
お箸やスプーンフォークは燃やせるゴミとして出せる木製、紙製のものが百均にあるので事前に買っておくといいかもしれません。
また、料理をフォトジェニックに撮りたいという方であれば盛り皿にはしっかりとしたお皿を、取り皿には使い捨てものをと使いわけると統一感が出るのでおすすめです。
ダッチオーブンなどの鋳鉄製のものは水分を飛ばすだけにしておく
先ほどから何回か出ている鋳鉄製品は逆に油を塗った状態であれば錆が付きにくくなるので、無理に夜に洗い物をするのではなく料理後にへらなどで目立つ汚れだけそぎ取っておき、火にかけて水分を取り翌日にしっかりと洗うことにしましょう。
鋳鉄製品は水分を飛ばしたり、熱が下がるのを待ったりと待つ工程が多いので撤収作業の合間にやってしまうととても効率が良くなります。
ですが、一晩置くと結露などで濡れて錆びの原因になるので熱を冷ました後に新聞紙にくるんバックの中に入れる等しておきましょう。
ウォータージャグと水受けを持参し、夜は漬け置きしておく
料理を持ったお皿は持参しておくとキャンプ料理をフォトジェニックに撮ることが出来ますが、洗い物が出てしまい、せっかくさぼれるのに結局洗い物をしなくてはならなくなります。
そんな時はもう後回しにしちゃいましょう。
ウォータージャグの水受けにお皿と水を入れて夜は漬け置き、朝にやってしまえばそのままスムーズに布団に入ることができてとても楽ちんです。
洗い物がラクなキャンプ場の特徴
お湯がでるキャンプ場
お湯が出ると洗い物をする際に油汚れを溶かして落としてくれるのでとても快適です。
また、冬であれば手が凍り付く事もなく快適な洗い物が出来ます。
しかしただでさえ温水が出るキャンプ場は少ない上に温度調節ができない場合がほとんどなのでその点には気を付けましょう。
もしどうしても温水でなければだめなのであれば事前にキャンプ場に確認を取ってから来場するのも良いでしょう。
サイト内に個別水道があるキャンプ場
一組ごとに区分けされた区画サイトのキャンプ場に多いですが、自サイト内に個別で水道がついていることがあります。
水場がテントから近いのはとても便利ですよね。
キャンプ場によっては個別水道のサイトに追加料金があったり、事前予約が必要だったりするパターンもあるのでこちらも事前確認しておくことをおすすめします。
また、お客さんが自分以外に少ない日は個別水道があるキャンプ場じゃなくても水場の近い区画をあてがってくれることもあるので平日などを狙って行くといいかもしれません。
まとめ
以上キャンプでの洗い物おさぼり術紹介でした。
今回紹介した内容は全てじゃなくても、実践してみればきっといつも以上にお手軽にキャンプを楽しむことが出来るはずです。
ぜひやってみてくださいね。ありがとうございました!