社員旅行と研修旅行の違いとは？目的や経費について解説

社員旅行と研修旅行、どちらで企画すべきか分からない…
ただの飲み会で終わってしまい、会社としての効果に疑問を感じる…
マンネリ化した社員旅行ではなく、もっと組織のためになるイベントにしたい…

このような悩みをお持ちではないでしょうか。

社員同士の親睦を深める社員旅行は大切ですが、組織をより強く成長させるための新しいアプローチとして研修旅行が注目されています。

この記事では、社員旅行と研修旅行の違いから、研修旅行が注目される理由、参加者の満足度と組織の成長を両立させるユニークな体験型研修の事例まで、詳しく解説します。

社員旅行と研修旅行の違い【一覧表で解説】

社員旅行と研修旅行の違いを目的、内容、税務上の扱い、効果、参加スタンスの5点から解説します。

項目	社員旅行	研修旅行
主な目的	慰労・親睦・リフレッシュ	教育・スキル習得・組織強化
内容	観光・宴会・レクリエーション中心	講義・ワークショップ・工場/施設見学
税務上の扱い	福利厚生費（一定条件を満たす場合）	研修費（業務関連性が明確なら経費計上可）
効果	モチベーション向上・チームビルディング	能力開発・知識習得・課題解決
参加スタンス	自由参加が多い	業務の一環として原則全員参加

社員旅行と研修旅行には上記のような違いがあるのです。

研修旅行の目的

近年、多くの企業が慰安目的の社員旅行から、組織の成長に繋がる「研修旅行」へとシフトしています。

その背景には、現代の組織が抱える課題を解決する目的があります。

上記の3点から、研修旅行の目的を解説します。

チームビルディングの促進

リモートワークの普及もあり、部署や役職を超えた横のつながりが希薄になりがちです。

そんな課題を解決できるのが研修旅行です。

非日常の環境で協力しながら過ごす時間は、同僚の新たな一面を知るきっかけになります。

研修旅行での経験が、相互理解を深め、部署を超えたチームワークや心理的安全性の高い職場づくりにつながります。

コミュニケーションの活性化

普段は話す機会の少ない他部署のメンバーや経営層と、フラットな立場で対話できるのも研修旅行の魅力です。

リラックスした雰囲気の中での交流は、相互理解を深め、組織全体の風通しを良くするきっかけとなります。

イノベーションの創出

いつもと同じオフィスやメンバーとの会議では、なかなか新たなアイデアは生まれません。

自然の中など、五感を刺激する非日常的な環境に身を置くことで、これまでになかった視点や創造性を引き出す効果が期待できます。

固定観念から解放され、自由な発想が生まれやすくなり、事業の新たな可能性を発見するきっかけになるかもしれません。

社員旅行を研修旅行にするメリット

社員旅行を教育や組織成長の要素をを加えた研修旅行にすることで多くのメリットがあります。

上記のようなメリットがあります。
その中でも、体験型の研修旅行にすることで効果を上げられます。

高いエンゲージメント

研修と聞くと身構えてしまう社員も、アクティビティやワークショップ形式なら楽しみながら主体的に参加できます。

聞くだけの研修に比べ、自ら体を動かし、考え、協力して得た学びは、圧倒的に記憶に定着しやすいです。

実践的な学び

チームでの課題解決や役割分担など、リアルなビジネスシーンで求められるスキルを実践的に学べます。

また、実際にリーダーシップを発揮する機会もあるため、幹部・リーダー層の育成の場としても活用できます。

経費計上できる

税務上、研修要素を含めることで経費計上できます。

参照：従業員レクリエーション旅行や研修旅行（国税庁ホームページ）

研修旅行の費用を経費として計上すれば、節税だけでなく、社員のスキルアップや組織力強化という明確なリターンを目的とした戦略的な投資になります。

社員旅行を経費計上する方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

研修旅行のデメリットと注意点

研修旅行に上記のメリットがある一方で、体験型研修には注意点も存在します。

上記のデメリットと注意点について解説します。

企画の負担

目的達成のためにどのような体験が最適か、プログラムを一から設計するのは大変な労力がかかります。

コストが高くなる

外部講師や専門のファシリテーターを依頼すると、コストが高くなる傾向があります。

参加者の温度差

アクティビティによっては、参加者のモチベーションや体力に差が出てしまう可能性があります。

これらのデメリットは、体験プログラムと専門スタッフがパッケージ化された施設を選ぶことで、すべて解決できます。

社員旅行を研修旅行にする方法

社員旅行に教育要素などを加えて研修旅行にする例です。

ワークショップ形式を組み込む

• 例：チームで新規事業アイデアを考える「アイデアソン」
  
• 例：部門横断での課題解決ワーク

👉 普段の業務を離れた環境で行うことで、発想が広がりやすい。

外部講師を招く

• 経営者・専門家による講演をセット
  
• 体験型リーダーシップ研修（登山・サバイバルゲームなど）

👉 旅行ならではの「非日常感」と組み合わせると学習効果が高い。

施設見学・地域交流を取り入れる

• 工場見学・先進企業訪問
  
• 地域の伝統文化体験（藍染・陶芸・農業体験など）

👉 観光と学びを両立できるプログラム。

振り返りセッションを実施

• 1日の終わりに「学びの共有タイム」を設ける
  
• 個人・グループで「気づきカード」を記入
  
• 翌日の朝会でシェア

👉 学びを言語化することで、旅行後の業務改善につながる。

ハイブリッド型「社員研修旅行」の事例

社員旅行と研修旅行を組み合わせた「社員研修旅行」の事例をご紹介します。

• ITベンチャーA社（80名）
  　1泊2日の社員旅行のうち半日を「DX研修」に充てた。温泉旅館の会議室でワークを実施し、夜は宴会と観光。
  
• メーカーB社（150名）
  　工場見学＋座学を初日に行い、翌日は社員運動会を実施。学びと親睦を両立。
  
• スタートアップC社（30名）
  　キャンプ型の旅行で「火起こし体験＋振り返りワーク」を導入し、リーダーシップ研修とチームビルディングを兼ねた。

社員旅行と研修旅行にはBUBがおすすめ【理由3選】

BUBが社員旅行や研修旅行に選ばれる理由をご紹介します。

上記の理由について解説します。

幹事いらずで団体旅行が可能

企画から進行、食事手配までクルーにお任せできます。

目的や人数に合わせた最適なプランをご提案し、参加者全員が楽しめる思い出作りを全力サポートします。

手間いらずの「オールインクルーシブ」

アクティビティ、食事、ドリンク、宿泊のすべてが含まれたオールインクルーシブ制のため、面倒な費用計算や追加料金の心配がありません。

幹事を含めた全員で研修の目的に集中していただけます。

非日常のロケーション

都心から少し離れた自然豊かな環境が、参加者を日常の業務から解放し、リラックスした状態で本音の対話を促します。

専門スタッフが企画する多彩なプログラムが用意されており、非日常の体験を通じて学びを深められる施設として、研修旅行に最適です。

【まとめ】最高のチームを作るなら、研修旅行がおすすめ

社員旅行と研修旅行は、その目的も内容も異なります。

• 社員旅行＝慰労・親睦
• 研修旅行＝教育・スキル向上

これまでの社員旅行がもたらす慰労や親睦の効果ももちろん重要です。

しかし、組織の成長という視点を持つならば、「体験型研修旅行」を企画してみてはいかがでしょうか。

従来の社員旅行以上に深いレベルでの慰労や親睦の効果と、組織の成長に繋がる教育やスキル向上の効果を同時に実現できます。