さまざまな個性を持つ仲間と共に、安心して楽しめる貸切グランピング体験。NPO法人ぷかぷか
目次
自由に選べる多彩なプログラムと心温まるサポートが、チームの絆を深める
今回は、2023年4月に実際にBUB RESORTをご利用いただいた「NPO法人ぷかぷか」の魚住さんに、団体旅行を企画した背景や施設選定の理由、滞在中の体験、そしてその後のチームに起きた変化について、ざっくばらんにお話を伺いました。
◆団体旅行を企画されたきっかけを教えてください！
当法人では、利用者さん同士や職員との信頼関係を深める場として、毎年団体旅行を実施しています。
単なる「お出かけ」ではなく、日常ではなかなか味わえないような体験や景色に触れることで、利用者さんの気持ちや表情にも変化が生まれます。
今回の旅行も「みんなで何かを一緒に体験すること」を大切にしたいと考え、様々な体験が用意されている施設を探していました。季節感や自然とのふれあい、非日常を感じられることも大きな決め手となりました。
◆今回の旅のテーマや、団体旅行で大切にしていることは何ですか？
私たちNPO法人ぷかぷかでは、社員旅行を単なる“慰労”や“レクリエーション”の場と考えるのではなく、「一人ひとりが豊かな体験を持ち帰ること」を大切にしています。今回の旅行もその考えに基づき、「法人全体で楽しめること」「参加メンバーの家族にも価値が伝わること」をテーマに企画を進めました。
◆BUB RESORTを選んだ理由と、施設選びの条件について教えてください。
一番の決め手は、施設をまるごと貸切できたことです。
私たちのような障がいのあるメンバーとスタッフが一緒に行動する団体にとって、周囲の環境はとても大切です。一般のお客様との共有スペースでは気を遣う場面も多く、せっかくの旅行でも「自由に楽しむ」ことが難しくなることがあります。その点、BUB RESORTは1団体での貸切利用ができたため、周囲を気にせず、自分たちのペースで思いきり楽しむことができました。
さらに、体験プログラムが豊富で、一人ひとりが「やってみたい」と思えるものを見つけやすかったことや、宿泊スタイルの選択肢が複数あり、参加メンバーに合った部屋を選べた点も魅力でした。
また、「グランピング」と聞くと少しおしゃれでハードルの高い印象を持つ方も多いかもしれませんが、BUB RESORTは良い意味で肩肘張らずに過ごせる雰囲気で、むしろ“家族的な温かさ”を感じました。
スタッフの方々の対応も非常に親切で、サポート体制の安心感もありました。
◆一番印象に残った体験は何ですか？
どの体験もとても魅力的で、「これが一番」とは決められないほど、すべてが充実していました。屋外・屋内どちらのアクティビティも用意されていて、天候や体調、その日の気分に応じて選べたのがとても良かったです。
また、体験時間を自分たちで選べる柔軟な仕組みも助かりました。私たちのように、全員が同じペースで一斉に動くことが難しい団体にとって、同じ時間帯に複数の体験が用意されていたことで、無理のない範囲で、それぞれが楽しめたのは大きなポイントです。
そして何より、体験の内容が「“難しすぎない”設計」になっていた点がとてもありがたかったです。
サポートが必要なメンバーも、自分の力で達成感を味わえるようなバランスで、無理なく楽しめました。
全体を通して、「やらされる」のではなく「自分で選んで、楽しめる」という仕組みが、本当に心地よい体験につながったと感じています。
◆利用前後でどのような変化がありましたか？
今回の滞在は、参加メンバー一人ひとりにとって、自立に向けた大きな一歩となる体験になりました。
中でも印象的だったのは、一部のメンバーがスタッフのサポートなしで、自分たちだけで宿泊をやり遂げたことです。これまで宿泊には必ずスタッフが付き添うのが当たり前だった中で、「自分たちだけで寝泊まりできた」という体験は、メンバーにとって大きな自信につながったように感じます。
特にドームテントという非日常の空間での宿泊は、緊張もありながら、それ以上に「やってみたい」という前向きな気持ちが引き出される体験でした。
これを機に、“外泊へのハードルが下がった”という声もあり、今後の生活の幅が広がるきっかけにもなりそうです。
すべてのメンバーが同じように泊まったわけではありませんが、それぞれが自分のペースで挑戦し、できることを少しずつ増やしていく過程に立ち会えたことが、団体としても大きな喜びでした。
◆最後に──BUB RESORTの魅力とは？
BUB RESORTの最大の魅力は、施設を貸し切りで利用できる安心感と、豊富な体験プログラムの多様さです。また、様々なニーズに応えられる多彩なお部屋タイプが選べることも、大きなポイントだと感じています。
インタビュー協力
NPO法人ぷかぷか 魚住様
NPO法人ぷかぷかは、神奈川県横浜市で障がいのある人と地域の人が一緒に働き、生活する場をつくっている団体です。カフェやパン屋、食堂などを運営し、障がいのあるメンバーが主体となって活動しています。「支援する対象」ではなく「共に生きる仲間」として、ともに豊かな地域社会を目指しています。
NPO法人ぷかぷか：https://www.pukapuka.or.jp/
