体験型研修とは？効果やメリット、必要な費用やサービスまで徹底解説！

企業研修の一環として最近導入されている体験研修（体験型研修）をご存知でしょうか？

座学での研修では学べないような内容をワークショップなどを通して学習できる研修として注目されています。

今回は体験型研修の導入を検討している人事担当者必見の、体験型研修の効果やメリット・デメリットなどを解説します。

体験型研修とは

体験型研修とは、座って知識を学ぶのではなく「実際に行動しながら学ぶ」研修手法を指します。

自然体験やスポーツのほかシミュレーションなど、参加者が体を動かし、仲間と協力しながら課題を解決するワークショップ形式が一般的です。

たとえば、チームビルディング研修では「巨大すごろく」や「キャンプ体験」を通じて、メンバー間のコミュニケーション力を高めます。

机上の知識よりも「体感した記憶」が強く残るため、学んだことが行動に直結しやすいのが特徴です。

講義型研修とのちがいとは

講義型研修は、専門家の知識やノウハウを体系的にインプットするのに適しています。

しかし受講者は受け身になりやすく、学んだ内容を実践に移すまでにギャップが生じやすいという課題があります。

体験型研修はその逆で、受講者が自ら動き、失敗や成功を通して学ぶプロセスを重視します。

知識習得よりも「気づきの獲得」や「行動変容」に効果が高く、とくにリーダーシップ開発やチーム強化に適しています。

両者はどちらが優れているというより、目的に応じて使い分けることが重要です。

たとえば新入社員研修では講義型で基礎を学び、その後体験型で実践力を養うといった組み合わせが効果的でしょう。

体験型研修で得られる効果とは

体験型研修には、以下のような効果が期待できます。

• 主体性の向上：自ら考え、行動する機会が増えるため、自主性が育まれる。
  
• コミュニケーション能力の強化：チームで課題を解決する過程で、自然と対話や協力が生まれる。
  
• 問題解決力の習得：制約や困難の中でどう工夫するかを体験的に学べる。
  
• 記憶定着度の高さ：体験を通じた学びは「成功体験」や「失敗体験」として深く残りやすい。
  
• モチベーション向上：楽しく取り組める要素が多いため、参加意欲が高まりやすい。
  

こうした効果は、単なる知識の習得では得にくい「行動変容」を促すため、多くの企業が導入を進めています。

体験型研修を導入するメリット

企業にとって、体験型研修を取り入れるメリットは数多くあります。

例として以下が挙げられます。

1. チーム力の強化
   普段の業務では見えにくいメンバーの特性が浮き彫りになり、信頼関係を深めるきっかけになります。
   
2. リーダーシップ育成
   自然な流れでリーダーシップを発揮する場面が訪れるため、若手や次世代リーダーの育成に有効です。
   
3. 定着率の高さ
   研修後の「やらされ感」ではなく「自分が気づいた」感覚を持ち帰れるため、行動変化が持続しやすいのが特徴です。
   
4. 離職防止やエンゲージメント向上
   メンバー同士の絆が強まり、職場環境の改善にもつながります。

体験型研修のデメリット

もちろんメリットばかりではありません。

導入前に理解しておきたい課題も確認しておきましょう。

• 費用や時間がかかる：会場準備や移動を伴うケースが多く、講義型よりコストが高くなる場合があります。
  
• 成果が数値化しにくい：学びは「気づき」や「行動変化」として表れるため、即効性や測定可能性は低い傾向があります。
  
• 運営の質に左右される：研修会社やファシリテーターの力量によって、参加者の満足度が大きく変わります。
  

以上を踏まえ、目的や受講対象者に応じたプログラムを選ぶのが重要です。

体験型研修はどこでできる？

体験型研修は、専門の研修会社やアウトドア施設、リゾート型の研修施設などで実施されることが多いです。

近年では「非日常の空間で学ぶ」ことが重視され、自然豊かな場所での研修が人気を集めています。

たとえば関東を中心に展開するグランピング施設・BUBRESORTでは、グランピング施設ならではの設備を活用した体験型研修を提供しています。

自然の中でチームビルディングやアクティビティを行うことで、オフィスでは得られない学びを体感できます。

専門スタッフが研修設計から運営までサポートしてくれるため、初めて体験型研修を導入する企業も安心といえます。

費用はどの程度かかる？

体験型研修の費用は、参加人数・内容・開催場所によって大きく異なります。

目安として以下を参考にしてみましょう。

• 日帰り型ワークショップ：1人あたり1万～2万円程度
  
• 宿泊型リゾート研修：1人あたり3万～5万円程度（宿泊費・食費込み）
  
• オーダーメイドプログラム：内容に応じて個別見積もり
  

講義型研修と比べると高めですが、得られる効果の持続性やチーム力強化を考えると、十分に投資効果が期待できるといえるでしょう。

まとめ

体験型研修は、実際に体を動かしながら「気づき」を得られる点で、講義型研修とは異なる価値を持っています。

主体性やチームワーク、リーダーシップを育む効果があり、企業にとっては離職防止や組織力強化にもつながる重要な施策です。

一方で費用や時間の確保、運営体制の質などの課題もあるため、導入する際は信頼できる研修サービスを選ぶことが重要です。

BUBRESORTでは、自然体験と非日常を組み合わせたオリジナルの体験型研修を提供しています。都会では得られない体験を通じて、社員一人ひとりの可能性を引き出し、チーム全体を成長へと導くプログラムをぜひ体感してください。