グランピングに最適な服装って?実際に働いているスタッフが紹介
グランピングに行きたいと思っているけど、どんな服装で行けばいいのか分からない。
そう悩んでいる方は多いハズです。
普段住んでる場所の気温とどのくらい違うのか、動きやすい服がいいのかなとか色々あるよね
この記事では、実際にグランピング場で働いている私目線で、グランピングに最適な服装を季節・男女別にご紹介していきます。
この記事を参考にすることで、もうグランピングの服装に迷うことはありません!
グランピングの服装ファッション【春:3月4月5月】
春は、日中は暖かいですが、朝晩は冬の延長線上のように極寒です。
そのため、レイヤーコーデ(重ね着)は必須になります。しっかり防寒できる上着を一枚持って行きましょう。
ここでは男性・女性それぞれのおすすめコーデを紹介していきます。
春のレディース(女性)服装コーデ
朝晩で寒暖差が激しい春のグランピングでは、簡単に着脱できる上着を持参しましょう。
キャンプとは違い、テントの設営等、アクティブに動く機会が少ないため、ロングスカートやT‐シャツの上にパーカーを羽織るなど、春らしいおしゃれな服装で楽しめます。
靴は、ヒールやサンダルではなく、運動靴で行くのがおすすめです。
アクティビティに参加する場合は、スカートよりも動きやすいズボンスタイルがおすすめです。
また、アクティブに活動する場合はなるべくお気に入りの服や白い服は汚れてしまう可能性があるのであまりお勧めしません。
春のメンズコーデ
男性の場合、長袖Tシャツにズボンが一番動きやすい服装です。
前開きのシャツを着ていくと着脱しやすく、寒暖差が激しい春のグランピングに最適です。
ズボンもジーンズよりもクライミングパンツ、ストレッチパンツ、ジョガーパンツだとよりアクティブに活動できます。
また、女性同様アクティブに動く場合は、汚れてもいい服で行くのが最適です。
靴は革靴やビーチサンダルではなく、運動靴やスポーツサンダルで行くのがおすすめです。
グランピングの服装ファッション【夏:6月7月8月】
夏は日中は暑さ対策が必須です。
しかし、あまり肌を出しすぎると虫刺されや日焼けの原因になります。
虫対策、紫外線対策として、薄い長袖を持って行くのが最適です。
夏のレディースコーデ
日中は暑いですが夜になると涼しいので、薄めのパーカーを持って行くのがベストです。
薄めのパーカーは防寒対策にもなり、日中の紫外線もカバーしてくれます。
さらには、虫よけ対策にもなるので1枚は持って行きましょう。
夏のおすすめのコーデは、カットソーにズボンです。
カットソーは種類も豊富で自分好みのスタイルができます。
アレンジしやすいのでおしゃれにコーディネートができ、機能性もおしゃれも楽しみたいという方におすすめです。
ズボンは、普通のジーンズよりもカラーパンツを履くことでさらにおしゃれになります。
せっかくグランピングに行くなら、アースカラーを着用すると自然との一体感が増し、よりグランピングを楽しめるでしょう。
帽子は日中の紫外線対策として必須です。
キャップだけではなく、バケットハットなどアウトドア系の帽子を被るとグランピングを満喫できます。
夏のメンズコーデ
男性の場合、Tシャツとハーフパンツのような真夏の恰好がおすすめです。
肌の露出が多くなるため虫よけ対策は必須になります。
また、カーゴパンツのような通気性がよく機能性も良いパンツも最適です。
靴は運動靴がおすすめですが、靴下をはいてその上にサンダルを履くスタイルが巷で流行しているので、おしゃれに敏感な方はこちらを参考にしてみてください。
帽子やサングラスをすると日焼け対策にもなりますし、最近ではおしゃれなものが増えてきているので取り入れてはいかがでしょうか?
グランピングの服装ファッション【秋:9月10月11月】
日中は夏の暑さが残り、朝晩は冬ような寒さになる秋のグランピングは簡単に着脱できるダウンジャケットやベスト、フリースの出番です。
日中はパーカーやベストを着て、特に冷え込む朝晩はダウンジャケットを羽織るのがおすすめです。
秋のレディースコーデ
秋は、日中は夏に近い暑さが残り、朝晩は冬の始まりのような寒さがあります。そのため、フリースやダウンは必須です。
日中は裏起毛のパーカーにスカート、または薄めのセーターにズボンが動きやすく、アクティブでおしゃれを楽しみたい方に最適です。
夜になると冷え込むので、裏起毛のストレッチズボン等なるべく肌が隠れる暖かい恰好で過ごしましょう。
また、夜のグランピングの定番といえば焚火。
秋になると焚火をする人が増えてきます。
焚火をするときは、ポリエステルや化学繊維の服は避けましょう。
また、焚火はかなり匂いがついて取れにくいので、お気に入りの服を着ていくのはあまりお勧めしません。
コットン、ウール、デニム素材などがおすすめです。
ニット帽や耳当てなど小物をつけるとより秋のグランピングを楽しめるでしょう。
秋のメンズコーデ
春と同様に長袖T‐シャツ+ズボンがおすすめのコーデです。その上に簡単に着脱できるパーカーやベストを羽織ると防寒対策はばっちりです。
また、ズボンもジーンズではなく、サロンペットやオーバーオールなどに変更するとおしゃれになります。さらに、帽子などの小物を入れて秋のおしゃれを楽しんでみましょう。
靴はトレッキングシューズも最適ですが、レザーブーツに変えるとおしゃれになります。
レザーなどで焚火をするときにも最適です。
グランピングの服装ファッション【冬:12月1月2月】
暖かいご飯が染み、星がきれいな冬ですがとにかく極寒です。日中でも10度以下の場所が、朝晩になると氷点下の場所も多々あります。
そんな時には、レイヤードコーデ(重ね着)は欠かせません。
インナー、ダウン等の防寒対策をしっかりして冬のグランピングを楽しみましょう。
冬のレディースコーデ
冬のレディースコーデで欠かせないのが、ボア素材の物です。
ボアジャケットのイメージが強いボア素材ですが、最近では、ズボンにもボア素材のものがあります。
伸縮性があり、動きやすいものが多いのでアクティブに動く方に最適です。柄もストライプやチェックなどおしゃれなものが増えてきています。
ニットに合わせて着ると、防寒対策とおしゃれが同時にできる優れものです。
ダウンは防寒性が高いロングダウンジャケットがおすすめです。
靴も運動靴ではなく、防寒対策且つ撥水機能があるスノーブーツがおすすめです。
足元もしっかり暖めないと、氷点下のところでは、凍傷になるケースがあるので対策しておきましょう。
耳当てやニット帽も冬のグランピングには必須になります。
カイロも貼るタイプのカイロを背中とお腹に貼ると冷え性対策にもなるのでおすすめです。
冬のメンズコーデ
インナー、パーカー、フリース、ダウンのレイヤーコーデが最適です。
インナーも機能性が高いものを着ると動きやすいです。
ダウンジャケットはボア付きのマウンテンジャケット、ダウンジャケットが防寒性と機能性の面で最適でしょう。
ズボンも女性同様、ボア素材のズボンがおすすめです。
デニム等の保温性があまりないズボンをはくときは伸縮性があるタイツを下に履くと動きやすく暖かいでしょう。
靴も、女性同様スノーブーツやウォータープルーフのブーツが最適です。
グランピングの服装【寝るとき】季節別で解説
標高が高い場所にあるグランピング施設が多いため、都会よりも寒いです。
また、日中と朝晩の寒暖差が大きいのでいらないと思っていた服が必須になったりします。
ここでは、夜寝るときの服装について紹介していきたいと思います。
春のパジャマ
春の夜は、真冬の延長戦であるのが特徴です。
日中は、過ごしやすい暖かさですが、夜は極寒です。
それゆえ寝るときは、長袖長ズボンのように肌はなるべく出さない格好で過ごしましょう。パーカーやレギンスがおすすめです。
また、もこもこ靴下等の暖かい靴下があると春の肌寒い夜でも暖かく過ごせます。
夏のパジャマ
夏の夜は、暑さで寝苦しい夜もあれば、急に冷え込んで肌寒い夜もあります。
基本は、半袖、半ズボンで過ごせますが、急に気温が下がった時を考えて、すぐ羽織れるパーカーを1枚持っておくと便利です。
また泊まるテントにもよりますが、テント型のグランピングの場合、虫が入ってくる可能性があるので、薄い長袖長ズボンを持っていると刺されにくくなります。
秋のパジャマ
秋の夜は春と同じく朝晩が冷え込みます。
そのため長袖長ズボンは必須です。
ボア素材のストレッチ性のきいたもの、スウェット、パーカーを着て過ごすのが最適です。日によっては冬のような寒さになります。
その場合にはレイヤーコーデ(重ね着)ができるように、一枚羽織れるパーカーを持っておくと便利です。
冬のパジャマ
冬の夜は、氷点下になることがあります。
そのため、保温性が高いジャージやスウェットを着用しましょう。
就寝時、気付かない間に汗をかいてます。
そのままほっておくと汗冷えが始まり、低体温症になる危険があるのでインナーは必ず着替えましょう。
吸水性の高いインナーがおすすめです。
グランピングの服装【シチュエーション別で解説】
最近ではカップルや女子会にもグランピングは用いられています。
場所によってはカップル用、女子会用のプラン、日帰りプランが用意されているグランピング場があるくらい楽しみ方は様々です。
グランピングもおしゃれも楽しみたい方々にシチュエーション別で解説します。
カップルデートコーデ
ペアルックやシミラールックがお勧めです。
普段街中では恥ずかしくてできなくても、グランピングなら人の目もあまりないのでやりやすいと思います。
今ではスポーツショップでも男女お揃いのパーカーやズボンなどが売ってます。完全には恥ずかしくて無理な人にも色違いもあるのでぜひ挑戦してみてください。
スポーツウェアでなくても長袖Tシャツ+サロンペット+ニット帽のようなお揃いコーデもおすすめです。
ハードルが高いと思うカップルには、サンダル等のワンポイント合わせも初心者のカップルコーデに最適です。
日帰りコーデ
日帰りの方は基本上記の季節別の服装をしていくのがおすすめです。
夜だけ寒いので寒さ対策だけ忘れずに行いましょう。
女子会コーデ
「せっかくの女子会なのにガチガチのアウトドアの服装はちょっと、、、」と思っている方たちのためにここではおしゃれしたい女子にお勧めのアイテムを紹介します。
ロングT-シャツ+ズボン
ロングTシャツは、種類もデザインもたくさんあるので自分のオリジナルなファッションができます。
半袖と違って紫外線対策もばっちりです。
ズボンもジーパンだけではなく、アースカラー等の自然をイメージづける物をつけるとグランピング感が増します。
ボアジャケット
最近、普段着として着る人が多いボアジャケット。
保温性があり秋冬のグランピングには最適です。
色んな色があり、ジーンズに合わせるとシンプルかつおしゃれなコーディネートが出来上がります。
キルティングアウター
こちらも最近流行りのキルティングアウター。
軽量且つ保温性が高いアウターです。
コーディネートもしやすくスカート・ズボンなど何でも合います。
防寒対策且つおしゃれしたい人には最適です。
雨の日コーデ
梅雨の時期、台風が多い秋の時期の急な雨に備えてここでは雨の日コーデを紹介します。
雨の日に必須なのが、レインコートです。
しかし、雨の日こそ気分をあげるためにおしゃれしたいですよね。
そこで紹介するのが「ポンチョ」と「マウンテンパーカー」です。どちらも撥水性があり、種類が豊富です。
ポンチョはフェス用ではなく裾がふんわりとしてかわいらしいポンチョがあります。
マウンテンパーカーは撥水性、保温性があり、さらに色も種類もたくさんあります。先ほど紹介したカップルコーデに最適です。
女性には、スカートがおすすめです。
「雨の日にスカートはちょっと、、、」と思う方も多々いると思います。
そこでおすすめしたいのが撥水性のスカートです。
撥水性なので雨の日でも水をはじいてくれます。またシンプルでおしゃれなものが多いので、雨の日でも楽しめるでしょう。
靴も雨の日のグランピングに行くなら、ぬかるんでいる地面や水たまりが多いので運動靴ではなく長靴がおすすめです。
グランピングの服装ファッション【子供編】
キッズコーデとして人気なのがお揃いコーデです。
パーカーやズボンの一部をお揃いにするだけでなく、全身をお揃いコーデするのが流行っています。
また、子供だけではなく、親子で全身コーデするのもおすすめです。
普段できないことができるのもグランピングの魅力の一つといえるでしょう。
関連:キャンプ時の子供に最適な服装って?現役グランピングスタッフが紹介
まとめ
ここまで季節やシチュエーション別で様々なグランピングのコーデを紹介してきました。
キャンプでは汚れや機能性を意識してしまいなかなかおしゃれな服装が出来ませんが、グランピングだとアクティブに過ごしてもおしゃれを楽しむことができます。
これがグランピングの醍醐味の一つだと思うので是非、好きな服を着て楽しい時間を過ごしてください。