
自宅でできる焼き芋作り!美味しく作る5つのコツ

たまちゃん秋になると焼き芋が食べたくなるな〜家でも作れないかな?
自宅で美味しい焼き芋が作れたら…なんて考えたことはありませんか?
じつはサツマイモを上手に焼くには5つのコツを押さえておけばOK!
ぜひチェックして秋の味覚を楽しみましょう。
目次
コツ①焼き芋に適したサツマイモの品種を選ぶ
焼き芋は品種によって味わいが大きく変わります。
まずはどんな焼き芋にしたいかを想定してサツマイモの品種を選びましょう。
ねっとり系なら「安納芋」や「紅はるか」がおすすめです。
濃厚な甘さが特徴で焼き上がりがしっとりして、まるでスイーツのような味わいが楽しめます。
また甘すぎない品種なら「シルクスイート」。
「紅はるか」よりも穏やかな甘みが特徴です。
ホクホク系なら「鳴門金時」や「紅あずま」が代表的です。
焼き芋にも適していますが、天ぷらにしても美味しく頂けます。
それぞれ糖度の高さや水分量が異なるため、仕上がりの甘さや食感に個性が出ます。
まずは自分の好みに合う品種を選ぶことが、美味しい焼き芋作りの第一歩です。
コツ②美味しいサツマイモを目利きする
サツマイモは表面が滑らかで傷が少なく、ふっくらと丸みのあるものを選びましょう。
黒い蜜がにじんでいる芋は糖度が高い証拠!
また、サツマイモの表面にかさぶたのような黒ずみを見たことはありませんか?
じつはこれは「ヤラビン」という栄養成分。
食物繊維の一種で、表皮に出てきてしまっている状態で、サツマイモが元気に成長している印です。
見た目だけでなく、サツマイモを持ち上げてみましょう。
ずっしりと重みを感じるサツマイモは水分がしっかり含まれ、加熱後もしっとり甘く仕上がります。
スーパーで選ぶ際にはちょっとした特徴を見極めて、より美味しいサツマイモを選定してみましょう。
コツ③塩水に浸けておく
焼く前にサツマイモを塩水に浸けておくと、甘みがより引き立ちます。
浸透圧の働きで余分な渋みが抜け、加熱中に糖化が進みやすくなるためです。
水1リットルに対して塩3gを入れた塩水に20~30分ほど付けておくのがコツ。
事前に塩味を付けることで焼き上がりが甘くなります。
ほんのひと手間で味わいがぐっと深まりますよ!
コツ④蒸し焼きにする
焼き芋を甘く仕上げる秘訣は、じっくり蒸し焼きにすること。
低温で時間をかけることでデンプンが糊化し、さらに糖化が進んで自然な甘みが引き出されます。
アルミホイルで包み、オーブンやフライパンでゆっくり加熱するのがおすすめ。
アルミホイルで包む際は、芋とホイルの間に隙間を作るようにふんわりと包むのがコツ!
水分を閉じ込めることで、しっとり濃厚な味わいになります。
コツ⑤調理器具で焼き時間が変わる
焼き芋はオーブントースター、魚焼きグリル、フライパンのいずれかを使うのがおすすめです。
ただし、それぞれの調理器具によって焼き時間が異なるため注意が必要です。
いずれの方法でも「低温でじっくり」が甘さを引き出す共通ポイントです。
最後に竹串で刺してみて、密がとろけ出たら焼き上がりのタイミング!
オーブントースターで焼く場合


オーブントースターなら約100℃で120分焼いた後、温度を200℃に上げ、さらに30分の追い焼きをします。
この工程でサツマイモの中にある糖化酵素が活性化し、より甘みが増加します。
魚焼きグリルで焼く場合


魚焼きグリルで焼く場合は、下皿に水をたっぷり入れ、弱火で90分焼きます。
※両面焼きグリルの場合は約60分
火力は必ず弱火にして、片面ずつ丁寧に焼きましょう。
低温でじっくり焼き上げることでデンプンが糖分に変わり、より甘く仕上がります。
フライパンで焼く場合


フライパンで焼く場合は、事前に塩水に一晩漬けておく方がいいでしょう。
濡らしたキッチンペーパーにサツマイモを包み、さらにその上からアルミホイルでふんわりと包みます。
濡れたキッチンペーパーを使うことで蒸し焼き状態にするのがポイント。
弱火で片面ずつ30〜40分程度、煙が出ないように注意しながらじっくり焼いていきます。
ポイントは糊化・糖化・濃縮
焼き芋が美味しくなる秘密は、「糊化・糖化・濃縮」の3つの変化にあります。
まずサツマイモに含まれるデンプンは加熱によって糊化し、やわらかくなります。
その後、時間をかけてじっくり火を通すことで酵素が働き、デンプンが糖へと変化(糖化)して甘さが増します。
さらに加熱が進むと水分が飛び、味がギュッと凝縮(濃縮)されるのです。
この3つの段階を意識することで、ねっとり甘い焼き芋を作ることが可能になります。
短時間で一気に加熱するよりも、低温でじっくり火を入れる方が甘みが引き出されやすくなります。
ご家庭にあるオーブンやフライパンでも、この原理を活かすことでお店のような極上の焼き芋に仕上げられるでしょう!
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